感染対症策は何故難しいのか? ④
更新日:2022年2月14日
細菌等の伝播の遮断
感染症の原因は空気感染・飛沫感染と接触感染の3つに分類される。特に8割が接触が原因とされるため、一般には手を奇麗に洗う事により細菌等の伝播を遮断できるためが有効であるとされている。

しかし実際は何かに触るたびに手をその都度奇麗に洗う事は不可能であるため、対策としては必ずしも十分であるとは言えない。
考えられる方法として、手が触る相手、例えばベッドレール・蛇口・シーツ・看護師の制服・ドアのノブ・タオル・看護着・手摺・受付のカウンターの表面に常時細菌が居ない環境が出来れば細菌の伝播を遮断できることになる。
しかし現状は毒性の無い、環境に負荷がかからない継続性の有る抗菌剤は無い。この課題をクリアーする抗菌剤の検討が必要である。